電機業界の矛盾

 なんてことを書いてみようと思う。自分はモロにこの業界に属していて、割とヘビーユーザーでもある。
 この業界は技術革新が早く、相変わらず懲りずにいいものを安く売る傾向がある。
その流れは・・・
①他社に先んじようと、次のテクノロジーのモノを出してしまう
②他社に先んじようと、モノをを沢山作ってしまう、あるいは作れるようにしてしまう
③他社よりシェアを取ろうと、安い国に工場を移し、あるいは部品価格を下げて、価格を下げてしまう
④みんなが買えるようになる、その結果、一気に普及してしまう
⑤会社は食いっぱぐれてしまうので、(消費者の意向を無視して)次のテクノロジーを考える→①に戻る
さらには
⑥デジタル化で中国などの生産費用が安い国でもどんどん作れてしまい、価格を押し下げてしまう
アナログ時代はマネをするのが難しかったけど、デジタルになって、そこそこのモノは部品を集めるだけで作れるようになってしまった。
 この10年で一気に普及が進んだ、PC、携帯電話、デジカメの後に続くのはいったい何なんだろうか。自分がその世界に身を置きながら不安である。
 以前どこかに書いたけど、PCは

という感じで、コストパフォーマンスは8年で10000倍なのである。あー恐ろしい。