で、Mozartの誕生日に行ったのは、Yoshi's at Jack London Square
聴いたのは、McCoy Tynerというピアニストのクァルテット。McCoy Tynerといえば、John Coltraneとのあの超有名なMyFavoriteThingsのピアノの人である。彼のアルバムも実は一枚持っている。彼はもう67才である。そりゃそうだ、1960年代にJohn Coltraneのグループに参加していたのであるから。
彼自身の演奏はテクニカルではなく大人の円熟の極みみたいなもので、クァルテットのリーダーとして、演奏を引っ張っていった。適当にたたいているようでちゃんとリズム感良く、コードもはっきりと弾いていた、叩いていた。
例のアルバム、MyFavoriteThings、Johnもすごいが、本当にすごいのはMacCoyじゃないかと思う。途中のソロ、もう圧巻。同じ音を叩いているようで、微妙なリズム感がすごいとしかいいようがない。このアルバムはボクのJazzBest5に入る。
今回のセッションですごいのはメンバーのベーシスト "Dave Holland”。彼はすごいね。実は彼も有名でMilesDavisのグループに参加していたこともある。いわゆる、Miles学校の卒業生である。こんなにすごいベースは聴いたことがない。それもクラブなので300人も入ればいっぱいで、距離も近いし、生音を聴いている(と思う)。彼はボクの好きなPatMethenyとの競演もあり、もともとすごいなぁと思っていたけど、生演奏に触れるともっとすごい。あるいはボクのオーディオが悪いのかもしれない。もっとお金をかけなければ。生ベースは再生できない。
そうそう、Yoshi's at Jack London Square、Jazzと和食のコンビネーション。寿司バーで食べたけど、まぁまぁ良かった。ちゃんと職人は日本人で話もおもしろかった。彼曰く、2週間公演をして満員にできるのはMacCoyくらいだとか。
焼き鳥(たれ)は予想通り甘かった。
因みにYoshi's at Jack London Square、西海岸ではかなり有名なJazzClubである。今年の夏かな、SF(JapanTownそば)に支店を出すっていっていたよ。
開演は8PMだけど、開場は6PM。しくみはチケットを入り口で渡すと、手に透明なインクのはんこを押してくれて、別な券をくれる。そこに名前を書き、各席にあるクリップに留めておくことで、席はキープされる。あとは飯を食おうとどこに行こうと自由。因みに会場でも飲み食いすることはできる。
席は丸テーブルを囲むように4人がけで、黒人の父親と娘だった。少し話したけど、すごくインテリジェンスを感じる話し方であり、娘も(少し太っていたけど)賢そうだった。彼はOaklandに住、数ヶ月に一度は来ているという。名前を言うときに、ボクは、Yoshiだというと、びっくりしていた。だって、ここのお店はYoshi'sだしね。一応、「ここのオーナーだ」と言っていっておいた。「でも、来るのは初めてだ」。
あーいうかっこいいおじさんになりたい。
今回の一件で、しばらくJazzとYoshi'sに夢中になってみようかと思った。
McCoy With Joe Lovano, Dave Holland & Lewis Nash
http://www.yoshis.com/
このアルバムから2曲演奏していた。
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超名盤!
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