たまには仕事のことでも書くか

ボクはプロセスエンジニアで物作りをしている。一応、ハイテク。それでも完璧なものなど作れるわけもなく不良はでる。そこからが大変。日本だと朝集まって、上長のもと、各担当者毎にどこがおかしいかと調べて、午後一か夕方に結果を持ち寄って進めていく、いや進めていた。でも、ここではそんなのなく、不良を発見してしまった、不良としてあげられた工程の担当者が自分で調べなくてはならない。当然、その責任は負いたくないので、あそこが悪いのでは、ここがおかしいのでは、どこで発生したのかとか、いろいろ調べる。そして、自分の責任じゃないですよ、みたいな形で終わる(やっぱ、自分のとこが悪かったです〜、みたいなときもあるけど…)。振られた別の工程の主はそこでもいろいろ調べて、対策を打ったり、別な工程に疑いをかけたりする。言い方を変えると、日本はいっぺんに調べるパラレル型、アメリカはシリアル型である。日本のやりかたは関係ない工程までも一応疑っている(といってもみんな知っているので短時間)ので、その時間は無駄になることも多いが、結果的に早くわかることが多い。


実は昨日はそういった「シリアル型、ボクの工程の責任じゃないですよ」みたいな作業を2つもやってしまった。かなりの時間を費やしたので、「やっぱ、自分のとこが悪かったです〜」としてしまった方が楽かもしれないけど、意味もない対策を考え、実行しなくてはならないので、これはこれで大変。ボクの工程ではないというのがわかったときにはホッとすると同時になんだか疲れた、あるいはむなしくなったよ。まぁ、文化の違いか、はたまた会社の違いか。両方かな。