扉をたたく人@恵比寿ガーデンシネマ

何かの抽選に応募して当たったので観てきました。
http://www.tobira-movie.jp/


ネタばれあるかも。





うらぶれた大学教授ウォルターがNYの別宅を訪ねるとそこには若いカップル(タレク♂とゼイナブ♀)が住んでいた。そのカップルは出て行くと行ったけど、まぁいいよとしばらくの間の滞在をOKにし、最初は距離を置いていたものの少しずつ仲良くなって、アフリカのドラムのジャンベを習い始め、しばらくした頃、タレクは警察に捕まり、不法滞在がばれてしまう。そして、ウォルターは弁護士を雇い、なんとか尽力するもののなかなか良くはならない。そこにタレクのおかぁさんがやってきて、ウォルターとしばらく過ごし、タレクのために奔走するが…。


なんともせつない映画だった。移民で成り立っている国なのに、たいした罪でもない移民のウォルターに対して、なんにもできないもどかしさ。
クリントイーストウッドの映画(グラントリノ)といい、アメリカ白人と移民の映画っていうのが、ブームなのか、それとも自戒し、内面を見ようとしているのか、そういう映画が多くなってきたのかもね。今までいけいけ押せ押せだった国なので、それも仕方がないかと思う。