24000歩

=20kmも歩いた。

今日は東京都写真美術館セバスチャン・サルガドの「アフリカ」という写真展に行ってきた。
http://www.syabi.com/details/sarugado.html

この間のNHK日曜美術館でやっていたので、写真をかじったものとして見てきた。恵比寿の東京都写真美術館まで。
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/k/20091206/001/35-2000.html

一般市民として見ると…
アフリカには、今でも、飢餓、内戦、それによる難民、宗教・民族・部族対立問題、虐殺、貧困、干ばつ、資源の争い、伝染病、地球温暖化…などがある。
このうちのいくつかはヨーロッパの各国に植民地とされた歴史が複雑に絡んでいた。そういう中でサルガドは冷静にシャッターを切り、我々に何かを伝えようとしている。
同じ地球の端っこにいるけど、かたや毎日食べるものにあふれ、何にも問題なくTVやPCやうちっぱしている人もいるし、もう一方では毎日何を食うかにも、住にも衣にも困り、何百人も毎日死んでいく、あるいは殺されていくような世界もある。この格差ってあまりにもすごいというか惨い。

写真をかじったものとしてみると…
サルガドの写真って、なんだか絵に見えるものがある。それって何でかなというのがこの写真展を見に行った理由の一つ。
写真は全て白黒で、広角〜標準レンズで撮影されている。写真がでかいせいかもしれないけど、画素は荒く、大群衆は遠くから見ると大群衆だけど、近くて見ると何十個かの点描みたい。
極端に晴れているのは少なく、薄曇りが多かった。うまく光を捕らえていて、さらにはホコリか、水蒸気のせいか、絵のように見える。

で、込んでいた写真展の中で、絵を描く人が一人。写真展で絵を描く人は珍しい。
それはボクでした。手帳にボールペンで殴り書きしてみました。全然似ていないけど、なんとなくサルガドの意識としたものを捕らえたかった。




元の写真はこのページを見てください。
http://futakin.txt-nifty.com/blog/2009/11/post-7990.html


そういうわけで、写真を復活させたく久しぶりに一眼レフ(当然フィルム)を持って、撮ったけど、カラーだし、写真になるようなものもなく、10枚くらいしか撮らなかった。
本当は白黒が撮りたい。が、白黒はプリントが高いんだよね。なので、デジタルのいいのが欲しいけど、まだ買わない、いや買えない。ねらっているのが一個あるけど、お金を貯めつつ、写真が撮れるような気持ちになるまで待っている最中。どちらかというと圧倒的に後者だけど。
本当はスクエア(+BW)で撮りたいんだよね。
どうしても道具が先に欲しいという病気は治らない。w

で、被写体を求めて、と言うわけでもないけど、歩いた。

主な通過地点
恵比寿駅〜祐天寺〜池尻大橋〜松濤〜代々木公園〜代々木駅
これだけでも12kmくらい、それにいろいろ最後にはいつもはバスに乗るJRの駅からも歩いたので、合計24000歩。
さすがによく眠れた。w