昨日買ったCDを聴いている。今はPatMetheny新作のOneQuietNight、今日のような暑いけど静かな夜にはいい感じの曲である。ギター一本(もしかして、一人多重録音?)小脇に抱えて奏でるいわゆるPat節。Patとの出会いははるか20年をさかのぼる。大学生になった頃、いつものレコードやさん(CD屋ではない!)で、そのレコードと出会った。アルバムタイトルはOffRamp。とにかくカッコいいジャケットだった。Patの名前は聞いたことがあったけど、曲は一回もなかった。それでもそのジャケットに惚れて買ってしまったレコード(CDではない)。Jazzなので最初はよくわからない部分はあったものの、聞き慣れてくると端から端まで、もう感動ものなのである。泣きあり、インプロビゼーションありのアルバムで、その後CDも買っている。そういえば、たくさんあるレコードは今は屋根裏部屋で箱に入っているはずだ。いつか掘り出して、CDR等に録音し直してもう一回聴いてみようと思う。因みに今車の中ではBobDylanのベストを聴いている。昔の録音で今風なところは全くないけど、人間が作った音楽という感じがしてとてもいい。今時の音楽も映画もどこまでが生身の人間が作って、どこからがPCでできているかわからない。最近特にデジタルが世をはばかってくると、アナログへの回帰が強くなってくる。とういうわけで、やっぱアナログ!宣言をしたい。と言っても、賛同者を募るわけでも、何か活動するわけでもない。アナログ→デジタルになって便利にはなったけど、ビット数で測れない何かが失われている気がしてならない。