Jimの話し

今回の出張は仮称Jimと同行である。Jimは約57才のマネージャーで昔日本にいたという。それも海軍で横須賀に。夕食や移動中の話では横須賀には2年にて思い入れがあるという。そりゃそうだ、17〜18才という多感な時期を過ごしたのだから。もしかして徴兵なのであろうか。その時期には一回たりともアメリカには帰らず、帰ろうとは思わず、楽しい日々を過ごしたようである。日本人の彼女もいて、横浜や鎌倉に遊びに行った。レストランでその話をしているときは、はるか遠い昔を思い浮かべているようであった。40年も昔の話である。休日には善光寺でも連れていってあげようと思って、言っていたけど、どうしても横須賀に行きたい!と言っていた。昔とは景色はかなり変わっただろうけど、行けば40年前の思い出に浸ることができるのかもしれない。そして、40年間思い出しもしなかった事柄をいくつか思い出すだろう。今回もボクとSFOで待ち合わせをしたときに、「いちにさんし」とか、いくつかの挨拶を思い出したようである。Jimはいつも苦虫をかんでいるようなちょっと苦手なタイプであったが、これを機に何か親しみを感じるようになっていた。因みにこの年で30数才の娘がいて、(中国人の)彼女がいるというので、きっとばつ一であろう。まぁ、アメリカではよくある話ではあるが。